スペインは、生産量・輸出量ともに世界1のオリーブオイル国です。(第2位はイタリア)。スペインの風土は、オリーブの樹に必要な気候・土壌の条件をすべて満たしています。
オリーブオイルは、ビタミンEが多い、胃腸にやさしい、便秘解消等の効果が認められ、健康食品として人気が高まっています。

オリーブオイルの効果
■動脈硬化の予防(血液中の悪いコレステロール値を下げる。)
■消化を促し、胃酸過多を防ぐ ■便秘を防ぐ ■カルシウムの吸収を助け、成長を促進
■皮膚の乾燥を防ぐ ■細胞の老化現象を防ぐ(ビタミンEが豊富) ■新陳代謝を活性化する
オリーブオイルを継続的に摂取、または直接皮膚にすりこむと、皮膚の乾燥を防ぎ潤いのある肌へと回復させることができます。特にヒジ、ヒザ、かかと、すねなどの乾燥やそれにともなうかゆみ、かさかさには大変有効です。入浴後の肌がしっとりしている時に、手にオリーブオイルを大さじ1〜2杯とり、両手でよくすりこむと効果的です。
また、水仕事の手あれ、日焼けした肌のクールダウンにも効果大。精製されたピュアなオリーブオイルは、アレルギーが起こりにくいので、誰にでも安心して使うことができるのです。



オリーブオイルは、バージンオリーブオイル、精製オリーブオイル、オリーブオイルの3種類に分類されています。日本ではJAS規格との兼ね合いのため「エキストラ・バージン・オリーブオイル」と「オリーブオイル(ピュア・オリーブオイル)」のみが現在発売されています。
オリーブオイルと一口にいってもいろいろな生産国や種類があります。


バージン・オリーブオイル
健全に熟したオリーブの果実から、油を変質させないような温度条件下で、機械的またはその他の物理的方法だけで採った油で、洗浄、デカンタシオン、遠心分離、濾過以外のどのような処理もされていない油です。オリーブオイルの優秀性は「酸度」によって表されますが、スペインのエキストラ・バージン・オリーブオイルの多くは規定値をかるくクリアした質のよさを誇っています。
ドレッシングやスープ、または最後の風味付けなど加熱しないで使う場合にお勧めします。これは繊細な風味や色合いを持っているので、加熱するとせっかくの持ち味が失われてしまうからです。

精製オリーブオイル

バージン・オリーブオイルでも、ある種の感覚的な刺激が強かったり、酸度が高く食用に不向きなものがあります。このようなオイルの感覚的な刺激や酸度を精製処理(脱酸、脱臭、脱色)で取り除いたものが精製オリーブオイルです。このオイルはほとんど無色・無味・無臭です。このオイルは単独で食用として販売される事はありません。


オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
バージン・オリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたオイルで、一般的に「ピュア・オリーブオイル」と呼ばれています。ブレンドの割合は、希望する風味や業者によって異なり、特に規定はありません。バージン・オリーブオイルよりも風味が軽いので、揚げ物や炒めものに適しています。




日本で生ハムといえばイタリアのプロシュートが有名ですが、スペインの生ハムも世界的に認められている最高級の味です。
スペインは、年間約3000万本の生ハムが生産される世界一の生ハム生産国です。 代表する生ハムは大きく分けて二種類。一般向けの「
ハモン・セラーノ」、最高級生ハムの「ハモン・イベリコ」。どちらも乾燥したスペインの中央高原風土と伝統が作り出した逸品です。
イベリコ=イベリコ種の豚でつくられた生ハム
「Jamon=ハモン」とはスペイン語で「ハム」の事。



さまざまな気候や風土をもつ国だけあって、料理も地方ごとに特色がある。カスティーリャ地方の仔豚の丸焼き、アンダルシア地方のガスパチョなどはぜひ食べてみたい郷土料理だ。全般的には、オリーブオイルやニンニクを用い、素材の持ち味を生かしてあるのが特徴。パエリャやイカ墨ご飯などの米料理や魚介類を使った料理もあり、日本人の口にも合う。またスペインではワインが安くておいしい。タパス(つまみ)と一緒に楽しもう。

代表的な料理
パエリャ(Paella) 日本でもおなじみのパエリア。スペイン風の炊き込みご飯で、トマトが味のベースとなっている。
パエリャ ミスタ(paella mixta) ミックスパエリア。えびやイカなどの他に鶏肉や豚肉、えんどうなどが入っている
アロス ネグロ(arroz negro) イカ墨ご飯のこと。これもパエリアと同様、トマト味がベースなのでさっぱりして食べやすい。
フィデオス(fideos) 米の代わりに細くて短いパスタを使用したパエリアのこと。カタルーニャ地方でよく見かける料理。


ガスパッチョ (Gazpacho)

冷製トマトスープ

ソバ デ マリスコス(sopa de mariscos)

魚介類のスープ。海の幸をふんだんに使用した濃厚なスープ。


ボケロネス(Boquerones en vinagre)

いわしの酢漬け

トルティージャ(Tortilla)

スペイン風オムレツ

バカラオ アル ピル ピル
(Bacalao al pil pil)

鱈(bacalao)の切り身を鍋に注いでオリーブ油で回すと出来上がる料理。(バスク地方の郷土料理)


レストラン/Restaurante
最高級の5本フォークから1本フォークまで、フォークの数でランク付けされている。ただしフォークの数が少なくても、地元の人でにぎわう安くておいしい店はたくさんある。レストランでは、第一皿に前菜、スープ、野菜料理、卵料理などから一品、第二皿に肉か魚料理を注文するのが一般的。定食(menu del diaまたはmenu de la casa)を用意している店もある。営業時間は、ランチが13:00から16:00、夕食が20:00から24:00ごろ。定休日は日曜日が多く、8月は夏休みのため1ヶ月閉店するレストランも少なくありません。目安となる予算は、3本フォークレストランのフルコースで約35-60ユーロです。
バル/Bar
どんな小さな町へ行っても必ず1軒はあるのがバル。お酒やカフェを飲んだり、軽く食事もできる、居酒屋兼喫茶店のようなところだ。朝早くから夜遅くまで1日中営業しているので便利だ。朝はクロワッサンやトーストにカフェで朝食、昼は定食を出すところもあるし、小腹が空いたらボカディーリョ(スペイン風サンドイッチ)やカウンターに並んでいるタパス(つまみ)をつまんでもいい。
ファストフード
おなじみマクドナルドやバーガーキングのほか、ボカタBocatta、パンスPansといったスペイン独自のファストフード店もある。フランスパンに生ハム、チーズ、スペインオムレツなどの具をはさんだボカディーリョ(スペイン風サンドイッチ)は、軽く食事をしたいときや時間がないときに便利。