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フィラエ島
| アスワンハイダム |
| アスワンダムだけではナイル川の氾濫を抑えられず、また予想を超える勢いで人口が増えたため役割を果たせなくなり、アスワンハイダムが建設されました。容積はクフ王のピラミッドの92倍にもなります。ナセル湖に貯蔵されて農業用水と電力が確保できるようになりました。しかしその反面問題も出てきました。 @遺跡の水没(17の神殿は世界の協力があり助かりました。大神殿、小神殿もそのひとつ) A54の村が水没のため政府に強制移住させられる B塩害(ナイル川の氾濫がなくなり、土台から水が出てきて蒸発。塩のみが残ってしまい土地がやせる) Cナセル湖(あまりにも大きく魚の生態が崩れる) Dナイル川の氾濫がなくなる(氾濫がなくなったため養分を含んだ土が運ばれず、以前は種をまくだけで良かったのに、今では肥料に頼るようになる) E気象の変化(雨が降らない土地だったのに、蒸発によって生じた雲から雨が降り遺跡を削ってしまう) アスワンハイダムで流しすぎた水をアスワンダムでくい止めて調整をしています。アスワンダムを爆破するとアスワンは全て水没し、アスワンハイダムを爆破するとカイロまで水没し、およそ3mの水中に浸かってしまうといいます。ダムは軍の基地となっており、ビデオはバスの中からでも撮影は禁止で、写真撮影の範囲も決まっています。望遠レンズをつけた大げさなカメラもやめたほうが無難です。 |
| フィラエ島のイシス神殿<世界遺産> |
| 船着場からボードで約20分のところにある島。料金LE35。 イシス女神信仰の総本山であり、『ナイル川の真珠』と謳われたフィラエ島。しかしアスワンハイダムの建設に伴いナイル川に水没していまい、ユネスコにより地勢が似ているアギルキア島に移築され、現在はかつてのアギルキア島をフィラエ島と呼んでいます。島に上がるとすぐ左側に、牛の耳をしたハトホル女神の装飾がなされた柱があります。沿って歩くと前に塔門のレリーフが見事に建っています。「ナイル川の水源」が描かれたレリーフもあり、ナイルの神ハピが洞窟のなかでヘビに守られ壺から浄水を注いでいる姿が描かれています。トラヤヌス帝のキオスクは船で帰還したイシスが休憩する場所として造られたところで14の柱で構成されており、帰りのボートから見ても美しいです。 |
| イシス神殿 | 「ナイル源泉」のレリーフ(中央) |
| ボートに乗ってフィラエ島へ | トラヤヌス帝のキオスク |
| 切りかけのオベリスク |
| 料金LE20。 アスワン周辺はピラミッドや神殿・像に使われた多くの花崗岩の産地で、ナイルの増水時に船で各地に運ばれました。この切りかけのオベリスクは製作中にひびが入ってしまったのでそのまま放置されましたが、もし完成していれば現存するオベリスクの中では最大のものとなります。暑いなか階段を上っていくと製作途中で放置されたオベリスクが現れます。オベリスクは切り出す大きさに溝を作り、そこにくさびを打ち込んだといわれていますが、その制作跡が残っています。帰りは来た道を戻るか、先に進んで上のほうからぐるっと遠回りして行けます。 |
