<アブ・シンベル>


カメラ・ビデオ神殿内持込NO。ガイドも中には入れません。料金LE55。 


奥が大神殿、手前が小神殿

大神殿・・・<世界遺産>
砂漠の中に突如として出現する巨大岩窟神殿。ラムセス2世が建造し、太陽の神ラーを祭った神殿です。1960年代にはナセル湖建造のため水没の危機に陥りましたが、世界中が神殿救済に協力をして今の場所に移築されました。その際神殿は1036個ものブロックに切断され、元あった位置から同じ条件で移築されました。よく見るとうっすら切断された跡がわかります。神殿の正面にはラムセス2世の巨像が4体並んでいます。向かって左から2番目の像は頭の部分が崩れて足の下に転がっています。移築の際に修復することも可能でしたが、元の状態のままにされました。神殿入口から大列柱室に入ると8体のオシリス神の姿をしたラムセス2世の像が4体ずつ中央に向かい合って並んでいます。壁にはヒッタイト軍とのカディッシュの戦いや、戦車に乗って弓を引くラムセス2世の姿が描かれています。神殿の一番奥にある至聖所には4体の神像があります。向かって右から太陽神ラー・ホルアクティ、神格化したラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、宇宙の創造神プタハです。年に2回、10月22日と2月22日は、大神殿奥の至聖所まで朝日が一直線に差し込み、神々の座像を照らす神秘的な現象を見ることができますが、プタハにだけは当たらないようになっています。日付が決まっているのと朝日が差し込んでいる間だけなのですぐに終わってしまいますが、見学される観光客は多いので、かなり早くから並ぶそうです。


小神殿・・・<世界遺産>
ラムセス2世が第1王妃ネフェルタリのために築いた神殿でハトホル女神に捧げられました。ネフェルタリは王が最も愛した女性です。神殿の正面には2体のネフェルタリ像と4体のラムセス2世の像が交互に立っていて、足元には王子や王女の像も刻まれています。神殿の入口から列柱室に入るとハトホル女神の柱が6本、中央に向かい合って2列に並んでいます。前室(行き止まり)まで行って振り返るとレリーフにはムート女神とハトホル女神から見守られ儀式を行うネフェルタリの姿も刻まれています。        

アブシンベルは小さい町で他に見学するようなところはありません。アスワンハイダムにより生まれた巨大なダム湖=ナセル湖があるくらいです。空港からも車で約10分で行けます。ただこのエリアは特に日差しが強く神殿まで日陰はありません。朝7時に到着したにもかかわらず日差しはすでに強烈でした。神殿までは意外に歩くので水分補給と日除け対策は抜かりなく!
アブシンベルの観光はカイロから早朝便で飛び、午前中に観光をして飛行機で午後アスワンに入るのが一般的です。

ナセル湖 神殿への道