<アブ・シンベル>


モハメド・アリ・モスクからの景色 遠くにピラミッドが見える
 

カイロ考古学博物館
世界初の博物館。カメラ・ビデオNO。料金LE40。
9時に開館ですが、開館前よりすでに多くの観光客が並んでいます。入館後セキュリティチェックは2回あります。
館内は2階がツタンカーメン関係となっていて、有名な「黄金のマスク」もこちらにあります。ツタンカーメンの埋葬は実は、4重の厨子から黄金のマスクまで9重になています。肉体保存においては、カノプス壷と言われる壷の中に、肝臓、肺、胃、腸がそれぞれ4つに分けられて納められていました。その他、彼の墓からは多くの副葬品が発見され、それらがほとんど全てこの博物館に保管されています。
そしてもう一つ見所がミイラの部屋です。ツタンカーメンのものはありませんが、約10体程のミイラがあり、麻で巻かれたものから、麻がほどかれ、裸に近いものまで、中には髪の毛や歯まで残っているものもありとてもリアルでした。
収蔵品の数は12万点以上あり、2階建てからなる館内は埋め尽くされています。あまりに膨大な数となるため、すべてを短時間で見るのは不可能です。しかも展示品には解説がほとんどないので、よっぽど詳しくないと、いつの時代の誰のものなのか分からないので、本を見ながら、もしくはガイドを付けて回った方が良いです。

●黄金のマスクはピカピカに輝いていて、ラピスラズリや色ガラスを利用した色鮮やかな純金製のマスクでした。こんなにも美しいものが3300年も前のものとはにわかに信じがたかったです。じっと見ていると吸い込まれてしまいそうなほど迫力があります。普段は見ない後ろ側も必見で、ヒエログリフがびっしりと書かれており、髪は一つにまとめられています。下から覗くと中は空洞となっていますが、ここにツタンカーメンのミイラがいたんだと思うとちょっと怖くなりました。

●3重の人型棺のうち、一番内側にあったものは純金製で(黄金の内棺)、重さはなんと110.4kgもあるそうです。胴体部分にはコンコルドとヘビが翼を広げた姿で描かれています。そのすぐ外側にあった人型棺(黄金の外棺)は木製で造られていますが、表面に金箔が貼られており、色ガラスが埋め込まれています。みんな保存状態が良くただすごい!!の一言です。なお、本物のミイラは王家の谷に眠っています。発見当時、ツタンカーメンのミイラは玄室いっぱいに置かれた木製の金張りの厨子が4重と、その中に人型棺が3重、そして最後に黄金のマスクをかぶりその下からミイラが現れました。

●埋葬品の中には野花の花束があり、王の棺の上にそっと置かれていました。3300年以上の時を経てなお当時の色をうっすら残していたというので驚きです。発見者のカーターも周りにある黄金の埋葬品や装飾品よりも、枯れた花束は美しかったと言っています

●ミイラを作る途中で体内から取り出した内臓はカノポス容器に納められます。4つのカノポス容器には心臓以外の肺、肝臓、胃、腸が納められていました。アラバスターで造られた容器から出ている頭はツタンカーメンをモチーフにしたものです。さらに金箔が貼られた木製の櫃に入れられました。このカノポス櫃には4人の女神たちが(イシス、ネフティス、ネイト、セルケト)四方を守護しています。


●黄金の玉座は実際にツタンカーメンが利用していたもので、脚の部分は猫の形をしていますが、成長に合わせて高さを直すため、その下にさらに高さを加えた跡があります。背もたれにはツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンが描かれており、王妃に香油を塗ってもらっています。また1足のサンダルを片方ずつ履いていて仲の良い夫婦だったことが表現されていて微笑ましいレリーフとなっております。
(この香油を塗っているイラストのパピルスを購入しました。→)
●カーの立像はツタンカーメン王の等身大の立像です。お墓を守る番人としてファラオのお墓には必ず立像が置かれていました。発見当時は玄室の入口を守るように2体の像が向かい合わせに立っており、その様子を撮影した写真が展示されています。三角形をしたスカートは突き出して造られていますが、躍動感を表すためだと言われています。 

●その他、死者の神でありミイラ作りの神であるアヌビス神が守護する櫃や、木製で上から金箔が貼られた儀式用の黄金のベッド(3つあり、牛、ライオン、カバをかたどった彫刻がされている)、ゲーム盤、杖などさまざまなものが展示されています。発掘された当時の写真も展示されています。白黒ですがなんだか生々しさを感じました。 

●ツタンカーメンの秘宝以外にもたくさんの収蔵品があり、見ごたえ十分です。入口の正面に立つアトリウムのアメンヘテプ3世と王妃の像は高さが7mもあり、この博物館を建てるとき最初に運ばれたもので、その後に建物を建てたそうです。 

●ミイラ室は2階の右隅にあります。ファラオのミイラを12体安置している特別展示室で入場料も別途LE70かかります。入ってすぐにいるミイラ(セクネンラー)は頭に矢が刺さった痕があり凹んでいます。ミイラになった今も苦痛の表情がくっきりと現れていてリアルでちょっと怖かったです。ラムセス5世のミイラはミイラなのに凛々しくて生前はかっこよかったんだろうなと思わせるほどのミイラでした。ラムセス2世のミイラは中央に安置されていますが、保存状態もとてもよく指先から足先まではっきりとしていました。胸元は他のミイラよりはだけていて腕が少し上がっています。頭部には髪の毛がまだ残っています。表情は安らかでおじいちゃんという感じでした。どのミイラも以前はファラオとして威風堂々と君臨していてエジプトを治めていたと思うと、今こうして5000年の時を越えてミイラとなって私たちの目の前にいることが不思議でたまりません。特にラムセス2世のミイラには釘付けとなってしまいました。

エジプト考古学博物館は、それまで勉強不足で深く知らなかったエジプトの歴史を
あちこち見て回った後に訪れた場所だったので、より歴史的価値や歴史的背景を
理解した上で見学ができ、最後の復習という感じがしました。最初に訪れていたら、
よく分からないまま見学をしていたと思うので、日程が最後の方に組み立てられ
ていて良かったです。 





モハメド・アリ・モスク
料金LE35。
イスラム地区にはたくさんのモスクが建っていますが、シタデルに残る丘の上に立つ城塞のモハメド・アリ・モスクに見学に行きました。19世紀半ば、当時オスマントルコの支配下にあったエジプトの近代化の基礎を築いたモハメド・アリによって建てられたモスクは、イスタンブールのモスクに似せて造られています。そのため巨大なドームや天に向かってそびえ立つ2本の高さ82mあるミナレットが特徴的です。ドーム入口では靴を脱いで入りますが、モスクでは肌を出すのは厳禁で、腕を出したり短パンだと入口で緑色のマントを羽織らされます。ドームの中は広々としており、シャンデリアやステンドグラスなど豪華な内装となっています。中央に座って天井から吊るされたランプとステンドグラスの天井を眺めていましたがとても綺麗でした。中庭には水場が設けられており、イスラム教徒は必ずお祈りの前に身体を清めなくてはならなかったので、両手、両足、顔を洗い清めてから礼拝しました。今では使用されていません。また、大きな時計台が建っていて、モハメド・アリが当時フランスにルクソール神殿のオベリスクを1本贈り、そのお返しとしていただいたものです。しかし今は壊れています。贈ったオベリスクは今もフランスのコンコルド広場に立っています。
      
モスク  モスク内の豪華な天井
モスク内


ハン・ハリー・バザール
数多くの店が無数に並び、細い道を埋め尽くしています。いろいろな物が売っていますが、値段はすべて交渉で決まります。店の人の言い値の半分くらいから交渉をしていくとよいでしょう。交渉のだいたいの目安としては、小さい香水ビンはUS1ドル(LE5〜6)、香水(原油:クレオパトラ・ロータス・クィーンオブエジプト・ハトシェプスト・ネフェルティティが人気)はLE20,TシャツはUS5〜6ドル(LE10〜15)、パピルスは小さくてLE10〜20です。
店のポイントとしては、呼び込みが激しいところは値段が高めです。あまり話しかけてこない所や、アラビア語しかない所が良いそうです。
買い物をするにはとても楽しい場所ですが、あまり夢中になって路地の中に入っていくと観光客は迷ってしまうそうなのでメインの道を進んだ方が無難です。
大抵はツアーでの参加となると思いますが、バスを止める場所がここにはありません。少しでも停まっていると警察に追い出されてしまうので、みなさんが買い物中バスは街中をぐるぐる回っており、集合時間になったら戻ってきてすぐに乗せて出発となります。集合時間に遅れた場合、やむを得ず置いていかれる場合もあるそうなのでここでは時間厳守で取り残されないように気をつけましょう。  
店が並んでいます。 フセイン広場のカフェ
パピルス屋店内



ディナークルーズ
ビュッフェ形式で各々取りに行きますが、広くないのでみんなが集中すると混雑して大変です。早めに行かないと料理もなくなってしまいます。
座席はぎゅうぎゅうで椅子も重たいので席を立ち上がるのも一苦労でした。
一通り食事が終わると中央に設けられたステージでイベントが始まります。ベリーダンスは、腰を振るダンスでロシアの方が踊っていましたがセクシーで素敵でした。スーフィーダンスは、片方の足を軸にひたすら同じ方向に回り続け、その間に何枚も着ているスカートを使っていろいろなことをしていく踊りですが、見ている方の目が回ってしまうくらい激しかったです。
シンガーが何人かいて順に歌っていましたが、途中から盛り上がってステージに上がって踊りまくってしまいました。私たちに続いて他のお客さんたちもノリノリで踊りに来ました。少し落ち着いた頃に甲板へ出ましたが、夜景がとても美しくて大満足なクルーズとなりました。
クルーズ乗船場 クルーズ入口
船内 乗船した船
ブッフェスタイルの料理 船内で見られるベリーダンス